COMPANIES

健康維持というテーマには、様々な分野がありますが、その中でも、骨格や姿勢にはとても大切な役割があります。
腰・首・肩などの骨盤から脊柱を正確に整えると、その反応として様々な不定愁訴（「頭が重い」「イライラする」「寝てもスッキリしない」「寝つきが悪い」などの、「なんとなく体調が悪い」という強く主観的な多岐にわたる自覚症状があるものの、検査をしても原因となる病気が見つからない状態）が解消されることが少なくないのです。

その因果関係に興味を抱き、研究論文の作成や骨格を考慮した商品開発等を行って参りました。

腰椎椎間板ヘルニアでついに鎮痛剤も効果しなくなった3度目の入院、離職を経験しました。腰から右足へのシビレと激痛でイスにも座れず、犬のように四つ這いで食事をいただく日々で、悩みを吹き飛ばそうと足を引きずりながら無理やり散歩に出たその翌日、数ヶ月間まったく変化がなかった症状が少しだけ緩和したのです。なぜか？と考えて気がついたのが、“ヒトは動物（動く物）”なのだということです。腰に限らず痛いときに人は動けません。だから動けるように原因となっている異常を正常に戻す必要があります。24歳で車椅子やオムツの生活がよぎっていた状態から、手術を断り、完全に克服し、医術を演繹、追求し続け今に至ります。

名古屋市のデザイン活用支援事業の支援を受け2021年度に開発した"セットネック"は、コロナ禍で来院できなくなった遠方の患者様が自宅でセルフケアできるように開発したものです。
"セットネック"は、デザイナーとの出会いにより、新たな形で実を結んだ商品と言えます。私が粘土で作った最初のモデルを、デザイナーがリバースエンジニアリングによるデジタルデータへ変換し、フォルムの調整やスタイリングを行ったことで生まれたプロダクトです。
また、その開発の中で、商品のPRを通じてメッセージを届けることの重要性を学ぶことができました。その成果により、クラウドファンディングで約600人の方々から支持を得ることができたのですが、この機会を得られたことにとても感謝しています。
来院できる方は全人口からすればほんの一握りです。コロナ禍に限らずとも、より多くの方に私の研究成果を体験していただきたい、そして健康を保っていただきたいという志で今後も製品開発を行ってまいります。

研究会や商品開発を通じて弟子の育成を行い、もっと多くの人に施術ができるようにしていきたい。
また、自分が行う施術のように本当に苦しみを抱えている方に行う施術もあれば、リラックス等の癒やしのための優しい施術もあると思います。様々な症状の患者に適切な施術が行えるよう環境を整えていきたいと思います。

テレワークやオンラインにより生活環境に大きく変化が起こった昨今、生活の変化によるストレスや体調の変化を感じている方も多いと思います。特に、多くの時間をオンライン環境に費やす方は頭首肩腰などに違和感を感じることも多いのでは？そのような方が少しでも楽になってもらいたいと思い、セルフ整体商品を開発しました。
私自身が直接、施術できれば一番良いのですが、時間、場所、費用などの制限がかかってしまいます。物理的な制限を超えて、今後もみなさんの症状を改善できるような商品を開発していきたいと思います。