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株式会社中部デザイン研究所 ちゅうぶでざいんけんきゅうしょ

株式会社中部デザイン研究所

ことづくりを通して商品の付加価値を高めます。

100年に一度の自動車革命が進行し、その部品が半減するとされるなか、自動車にかかわる中小・下請けの製造業は、自社の強みを活かした独自の商品作りを目指しています。今までは取引先から送られてくる図面や仕様通りに作ればよかったものが、市場調査やマーケティング、販路開拓など、経験とノウハウのない業務が求められるようになり、課題となっています。
課題や想いを抱える皆様、ぜひお声がけください。中部デザイン研究所では、商品レベルのデザイン開発から、お客様が組織として主体的かつ継続的に開発できる体制作り、人材育成のサポートまで支援可能です。

Q&A 質問

Q1 商品(サービス)の強みを教えてください。
A1
▪人の生活、意識、価値観などソフトをニーズとして見える化し、新商品につなげます。
▪3DCADにより、コンセプト、アイデアを商品として実現可能な形にします。3DCADは、設計品質を向上させ、開発期間とコストを大幅に低減します。
▪ヘルスケア分野において、補聴耳カバー「私のミミ」をはじめとする独自商品の開発を手がけています。私のミミは発売後、1年半で10,000セット超の販売実績をあげました。自ら市場調査、商品開発、販路開拓をした経験から、顧客志向に適合かつ市場性有するデザイン提案ができます。
▪デザイン業務のほかに、顧客企業が主体的、継続的に商品開発できる人材育成、アイデア抽出のスキル、アイデアを具現化するノウハウ提供などの、参加型の研修サービスを実施しています。
Q2 なぜ事業を始めようとしたのですか?
A2
1956年、元国立工芸試験場所長の斎藤信二により、社団法人として創立、1964年に株式会社に改組しました。65年の歴史と数多くの商品化採用実績を有し、今もヒット商品を生み出し続けています。現在の代表者である渡辺俊生は創業者から数えて4代目になります。デザインを通して中小製造業の商品力を向上させ、売り上げを伸ばすことを、創業の理念としています。
Q3 事業や製品・サービスの開発にまつわるエピソード、コンセプトや、想いを教えてください。
A3
デザインで世の中の仕組みや、もの・ことの在り方をプラスに向けられないかという想いで仕事をしています。皆がポジティブな気持ちで生活していたら、心が豊かになり環境や福祉も良くなったというように。デザインに行動経済学の知見を活かすことでそんなことも可能になると信じます。
Q4 今後の目標や、新しい取り組みについて、あれば教えてください。
A4
▪デザイン、ことづくりに関する動画配信「ビジネスのためのデザインTV」を通じ、デザイン思考によるイノベーションを啓発・推進します。
▪2021年11月、人材育成、販路開拓等の専門スタッフとともに「ことつくり研究所」を立ち上げました。
▪デザインを成長性ある業態として革新します。
Q5 御社のサービス、商品を利用しようとしている方に一言!
A5
以下に示す課題や想いを抱えている皆様、ぜひお声をおかけください。イノベーションのチャンスは無限です。
▪自社のシーズ、技能、技術を活かして独自商品を開発し、付加価値を高めたい。
▪アイデアはあるが具体的な商品イメージが描けない。
▪試作品ができたがこれをどうやって市場化していくか。
▪補助事業などを活用しながら、新商品を開発したい。
▪自社に商品を企画開発するノウハウを得、人材を育てたい。

BUSINESS SCOPE 業務範囲

  • プロダクトデザインにかかわる一連の業務(市場調査、企画・コンセプト立案、アイデア展開、3DCAD、モデル制作、ユーザインターフェイスデザイン、取扱説明書、パッケージデザインほか)
  • デザイン・コンサルティング
  • 創造性開発・人材育成研修
  • オリジナル商品開発、オンライン販売

CORPORATE INFORMATION 事業者情報

社名 / Name
株式会社中部デザイン研究所
所在地 / Address
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄1-29-29 シモン10栄701
電話番号 / Tel
052-204-3570
ファックス / Fax
052-204-3571
ウェブサイト / Website
http://www.chubu-design.co.jp
代表者 / President
渡辺俊生
担当者 / Liaison
渡辺俊生
業種 / Category of business
製造業/卸売業/小売業/専門サービス業
分野 / Design Field
ID・プロダクトデザイン/その他
設立年 / Year of establishment
1964年
従業員数 / Number of Employees
5人(2022年現在)
社名ロゴ / Logo
株式会社中部デザイン研究所ロゴ

MAJOR PRODUCTS 主な制作事例

ネーム9
ネーム9

メーカー:シヤチハタ株式会社
受 賞:2013グッドデザイン ロングライフデザイン賞受賞

朱肉の要らないハンコとして、1986年に耐光性の強い顔料系インキを採用した「ネーム9」を発売。印字体には、無数の連続する気孔が印面に近づくにつれ細かくなる特殊耐油性ゴムを使用し、つねに最適な量のインキが印面に染み込むようになっている。「ネーム9」は発売当時から40年変わらぬデザインで、オフィスから家庭まで、多くの方に愛用されている。

鍵盤付ハーモニカ 「メロディオン PRO-37」
鍵盤付ハーモニカ 「メロディオン PRO-37」

メーカー:株式会社鈴木楽器製作所
受 賞:2010グッドデザイン ロングライフデザイン賞受賞

鈴木楽器製作所は日本で初めて鍵盤付ハーモニカを開発、商品化に成功した。発売以来、幼児、学童の音楽教育に大きく貢献。その中から若いプロのミュージシャンが育ち、生演奏にも使用されるようになった。次第に「音域の広いものを、大きな音が出るものを。」といった要望が寄せられるようになり、それに答える形でメロディオンPRO-37 を開発。限られた発生音を最大限に引出すために手前から下に広がるラッパ状の形状に行きつき、その結果オリジナル性を高め、現在ではプロのスタンダードモデルとなっている。
G マーク審査員に「正直なデザイン」と評価される。

水栓ジョイントボックス
水栓ジョイントボックス

メーカー:未来工業株式会社
受 賞:2007グッドデザイン賞受賞

全自動洗濯機ロックレバー付きの給水ホースの接続が可能で、通水中にホースが抜けると自動で水が止まる。耐久性の高いセラミックバルブを採用し、メンテナンスフリーを実現。ハンドルと給水栓を同軸上に配した技術構想によりコンパクト化を実現。デザインはハンドルをメッキ仕上げにし、水栓としての分かり易さと清潔感を表現。シンプルな造形は、インテリアに調和する。

滅菌器「ハイクレーブ HG-50」
滅菌器「ハイクレーブ HG-50」

メーカー:株式会社平山製作所
発 売:2005年

医療、バイオ分野で使用する器具類の滅菌器。蓋は自動開閉式を採用。取り出し口は床からの高さを751mmに抑え、浅く広い釜を採用し、作業負荷の軽減を図った。女性が片手で操作できると好評。最適な角度・レイアウトについてスタディモデルを制作し、検討を重ねた操作パネルでは、操作し易い 30度案が採用。大型・シンプルな操作パネルは、操作を容易にした。

視力検査器「YCL-3SV」
視力検査器「YCL-3SV」

メーカー:株式会社ヤガミ
発 売:2018年

誰でも簡単に扱える視力検査器。使いやすさにこだわったリモコンは、3つのボタンを親指1本で操作することでスピーディに自動検査できる、業界初のもの。また、手動検査時もボタンの色分けと判定ごとの区分けで必要なボタンが一目で判別可能。本体に向けなくても操作可能な無線リモコン(電波式)を採用し、児童・生徒の様子を確認しながら検査することが可能。
「児童生徒等の健康診断マニュアル」完全対応で、検査距離3mでの測定、斜め視標を追加した自動検査が可能。自動検査の条件は、それぞれボタン 1 つで簡単・自由に設定できる。複数台使用や特別支援学校等、場面に合わせてブザー音のON/OFF切替も可能。

REPRESENTATIVE DESIGNERS 主なデザイナー・クリエイター

渡辺俊生
名前 / Name
渡辺俊生
役職 / Title
代表取締役
略歴 / Bio
1979年武蔵野美術大学卒業。大学卒業後、松下電器産業(現パナソニック)にて炊飯器、ホームベーカリーなど生活家電のデザインを手がける。独立後、福祉・医療機器や文具、工具、楽器などのデザイン開発に携わり、多くのヒット商品を生み出した。国際的なデザイン・コンペティションの入賞多数。グッドデザインの選定、受賞7点。近年はオリジナル商品開発も手がける。2015年9月、高齢者の聞えを助ける補聴耳カバー「私のミミ」を商品化、20,000セット以上販売した。2021年、ことつくり研究所の創立メンバーとして、デザイン思考の普及とともに中小製造業の独自商品開発を支援する。
神山武之
名前 / Name
神山武之
役職 / Title
シニアデザイナー
略歴 / Bio
1973年神奈川県生まれ
1996年名古屋芸術大学卒業
第8回コイズミ国際学生照明デザインコンペ銅賞受賞。第20回からWEB審査員として活動。中部デザイン研究所では、文房具や生活用品など豊富な経験からオールラウンドデザイナーとして取り組み、マーカースケッチから3DCAD、発泡モデルにクレイ等、あらゆる手法でアイデアを形にしています。
稲熊昭一
名前 / Name
稲熊昭一
略歴 / Bio
1956年愛知県生まれ
1977年名古屋造形芸術短期大学卒業
1981年東京デザイナー学院名古屋校卒業
普段の日常生活の中には色々な、モノ、モノ、モノがあふれています。そんなあふれかえっているモノでも誰かが考え、設計し、デザインをして世の中に出てきます。そういうモノでも何気なく使ってみると、長く使いたいねと言ってもらえるような。そんなものをデザインしていきたいです。