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株式会社野村紙器 のむらしき

株式会社野村紙器

明治創業、貼り箱一筋。
美しい文化と伝統を継承し、職人の確かな技でつくる貼り箱屋。

お客様の身近な存在であり続けること、真心で包むこと。
お客様の想いにお応えできるよう、職人の心を忘れず、お客様の身近な存在となれるよう、日々、精進すること。
お客様の想いを伝え、お客様の思いを守る貼り箱、美しい文化と伝統、確かな技術のある貼り箱づくりをすること。
​創業以来積み重ねてきた歴史と技術に、皆様のご愛顧により新たに加わった「伝統」「技術」を伝え続けることを生業として参ります。

【業務内容】
●シンプルな箱から複雑な箱まで、小ロット〜オーダーメイドの製作を行います。型を作らなければ出来ない箱も手作業合わせで対応出来ます。
●オーダーメイドによる貼り箱・ギフトボックスでの製作を行います。お店のコンセプトや中にお入れする商品に合わせた寸法や形、貼り紙・箔押しなど、想いやご要望を形にします。

Q&A 質問

Q1 商品(サービス)の強みを教えてください。
A1
小ロットから、オーダーメイドの製作が可能です。シンプルな箱から複雑な箱まで製作しています。
通常ならば型を作らなければ出来ないような箱や複雑な形状の箱も、手作業を合わせることで小ロットからお受けすることが可能です。
また、オリジナル貼箱製品の販売やオーダーメイドの貼り箱・ギフトボックスのご提案など、新たなビジネススタイルによる新規事業を行っています。お客様の「こんなイメージの箱が作りたいのだけど・・・」といったラフスケッチからの相談にも対応し、実際に製作可能な形に作ってくことができます。
Q2 なぜ事業を始めようとしたのですか?
A2
明治28年(実際にはそれよりも前と思われますが、書物で確認出来る限り、28年には貼り箱商いをしていたようです)に野村小三郎により現在の名古屋市中区大須にて野村商店を創業しました。
和菓子や小物を中心とした化粧箱を製作・販売していました。
戦災で店舗が焼失した後、現住所へ移転。
戦後の復興にも貢献し、法人化に至りました。
Q3 事業や製品・サービスの開発にまつわるエピソード、コンセプトや、想いを教えてください。
A3
貼り箱は、脇役ですが、真心を包むという日本の心を担い、歴史と共に歩んできたと思います。何気ない箱にも、細かな職人技が詰まっています。
昨今、貼り箱を知る人が減少し、貼り箱職人も減少していますが、弊社では現在でも職人の手により製作を行っています。
仕上がりにこだわりを持ち、いつもお客様の身近な存在となれるよう、地道に精進して参りました。​
手作業で製作することにより、大量生産では出来ないような複雑な形の箱にも取り組み、お客様にとっての宝箱となる箱作りを目指しています。
Q4 今後の目標や、新しい取り組みについて、あれば教えてください。
A4
従来の貼り箱製作のみならず、型から新規で作る完全オーダーメイドの貼り箱製作も開始しました。日本文化でもある貼り箱の良さや面白さを広く知っていただくため、従来の概念にとらわれない新規開発を進めています。
Q5 御社のサービス、商品を利用しようとしている方に一言!
A5
創業以来、お客様の身近な存在として歩んで参りました。それは今も変わりません。
社長は、職人ながら物腰が柔らかく、相談もしやすいことも特徴です。
サンプル製作(有償)も承っていますので、ぜひ一度ご相談ください。

BUSINESS SCOPE 業務範囲

貼り箱・簡易箱・印刷箱・和箱・デザイン箱・箱和雑貨・道具箱・和小物入れ製作

CORPORATE INFORMATION 事業者情報

社名 / Name
株式会社野村紙器
所在地 / Address
〒460-0012
愛知県名古屋市中区千代田五丁目15番10号
電話番号 / Tel
052-241-3311
ファックス / Fax
052-241-8729
メール / E-mail
nomura@eco.ocn.ne.jp
ウェブサイト / Website
http://www.nomurasiki.com/
代表者 / President
野村力哉
業種 / Category of business
製造業
設立年 / Year of establishment
1907年
社名ロゴ / Logo
株式会社野村紙器ロゴ

MAJOR PRODUCTS 主な制作事例

ジュエリーボックスなギフトボックス
ジュエリーボックスなギフトボックス

こちらはカラーコンタクトブランド販促用の特別なもので、お客様よりラフスケッチをいただき、ご相談を重ねながら形にしていきました。
形のみならず、貼り紙や箔にもこだわりが詰まっています。貼り紙は、白に上品なキラキラが少し入った紙を使用し、リボンも光沢のある近い色の白で揃えてあります。お客様がデザインされた箔押しをフタの表面と裏面の2箇所に押し、豪華ながらも上品な仕上がりになっています。
製作にも大変手が混んでいます。本体、フタ、引き出し、インロー、前貼りと複数の部品を使用し、貼り方も部品によって変えています。
打ち合わせも楽しくさせていただき、お客様と共に作り上げたとてもステキな箱です。

芯地の製作「角切り」
芯地の製作「角切り」

角切りは、箱を組み立てるために、4角を切り落としていく作業です。
まずは、箱の高さに合わせて寸法を出し、角が直角に切れるように機械を調整していきます。
4角が均一に切れないと、箱がいびつになってしまうため、正確に作業する必要があります。
寸法を出して、機械をズレなく調整することも大事ですが、厚紙を機械で切る時に、手早く真っ直ぐに入れていくことも重要。
4角を切り落とした後は、切り残しがないように、ヘラで擦り落としていきますが、なかなか腕の力が必要な作業です。この一手間があるだけで、仕上がりが違ってきます。

貼りの仕事
貼りの仕事

貼りの仕事は貼り箱の製作には、必要不可欠な作業です。
まずは、天井をしっかり撫でて、空気を抜きます。大きい箱だと、空気を抜くのも結構な力がいります。逆に小さい箱や高さが低い箱だと、力を入れすぎると箱が潰れてしまうので、力加減も考えながら撫でていきます。
次に、横の爪部分をしっかり折り込みながら貼っていきます。ここで、ある程度の力を入れて、引っ張りながら貼っていかないと、角部分に緩みが出て、カッコ悪くなります。爪の部分が大きい箱は、爪の部分にもシワが入らないように気を使います。
最後に周りも撫でて、肩(天井と側面の角部分)が浮かないように貼ります。
今回ご紹介したのは基本の「包み」という貼り方ですが、他にも「底曲げ」「片開き」「裏打ち」などがあります。色々な貼り方を駆使して、さまざまな形の貼り箱を製作しています。

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