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株式会社深山 みやま

株式会社深山

うつくしいうつわ

株式会社深山は、雑貨から業務用まで扱う岐阜県瑞浪市の白磁の食器メーカーです。企画・成型・絵付・焼成など、すべての工程を自社で行うため、ものづくりの細部に目を配り、大切にし、最適な製品を焼き上げることが可能です。深山の「品質の良さ」は、「深山にしかできないすばらしいもの」を作り出していく社員一人ひとりの「想い」にあり、製造現場が創業当時からずっと高品質なものづくりのDNAを持ち続け、オリジナル商品で5度のグッドデザイン賞(Gマーク)を受賞するまでに成長し、国際見本市に単独出店もしています。

Q&A 質問

Q1 商品(サービス)の強みを教えてください。
A1
株式会社深山では、企画・成型・絵付・焼成など、すべての工程を自社で行うため、ものづくりの細部に目を配り、大切にし、最適な製品を焼き上げることが可能です。
ものづくりの仕事は、たくさんの人の力を使って形あるものを作り出すものですが、たくさんの工程の中で、それぞれが「いい製品になるように」と想い技術や汗や喜びをすべてつめ込んで、やっと深山の製品ができあがります。そのうちのひとりが欠けても良い製品はできません。深山の「品質の良さ」は、社員一人ひとりの「想い」にあります。もっと喜んでもらおう、もっと楽しくやろう、もっとチャレンジしよう。こんな気持ちを持って毎日の仕事をし、「深山にしかできないすばらしいもの」を作り出していく。これが深山のしごとであり、強みです。
Q2 なぜ事業を始めようとしたのですか?
A2
工場の裏手に流れる小里川の傍らに、弘化三年(1846年)日本で初めて銅版転写による絵付けを試みた里泉焼(りせんやき)の石碑があります。すでに途絶えたその窯元と同じ場所で、想いを受け継ぎ、1977年に深山が誕生しました。
株式会社深山は創業以来、鋳込みという製法でものづくりを続け創業45年を迎えました。製造現場が創業当時からずっと高品質なものづくりのDNAを持ち続けていることは我々の誇りです。また1999年より社内に企画室を設置し、インハウスデザイナーを採用してオリジナル商品を作り始め、5度のグッドデザイン賞(Gマーク)を受賞するまでに成長しました。2011年には、「sasasa」国際陶磁器フェスティバルにてファクトリーデザイン部門銅賞を受賞。2014年からは、ドイツ/フランクフルトで開催される国際見本市「Ambiente」に単独出店しています。
深山の企業理念は「私たちにしかできないすばらしいものを提供しよう」。まだまだ満足せず、お客様の近くで、もっとお客様の声を聞き、もっともっとお客様を喜ばせることが出来るものづくりを進め、そしてお客様の生活を豊かにする「うつくしいうつわ」づくりを続けてまいります。
Q3 事業や製品・サービスの開発にまつわるエピソード、コンセプトや、想いを教えてください。
A3
私たちは白磁を、「白さが心地よく」「光が優しく透けるほど」「気兼ねなく扱え」「汚れが落としやすく」「永く清潔にお使いいただけるよう」、美しく仕上げます。洋食器ブランドのOEMに従事した経緯から、私たちの白磁土は長石や硅石というガラス質を多く含み、焼成後に器は白く適度に光が透けるようになります。これは素材がガラス化したためです。ガラス化とは単に融けただけではなく、焼成前に器にあった目で見えないほどの小さな空洞に融けたガラス質が埋まり隙間なく焼き固まったということです。空洞が無くなると汚れつきが減り、洗い易くなり、清潔にお使いいただけます。器が永く暮らしをともにするうつくしい道具となるよう、私たちは、まず器の素材を美しく仕上げます。

BUSINESS SCOPE 業務範囲

陶磁器製食器、生活雑貨の企画・製造・販売

CORPORATE INFORMATION 事業者情報

社名 / Name
株式会社深山
所在地 / Address
〒509-6103
岐阜県瑞浪市稲津町小里940-1
電話番号 / Tel
0572-67-1522
ファックス / Fax
0572-68-2826
メール / E-mail
info-p@miyama-web.co.jp
ウェブサイト / Website
http://www.miyama-web.co.jp
代表者 / President
松崎英之
業種 / Category of business
製造業/卸売業/小売業
設立年 / Year of establishment
1977年
従業員数 / Number of Employees
68人(2022年現在)

MAJOR PRODUCTS 主な制作事例

川昌ノ青白磁ト深山ノ白磁
川昌ノ青白磁ト深山ノ白磁

川昌ノ青白磁
川昌ノ青白磁は、2017年に釜の火を落とした川昌製陶所で作られていた器を、素材や技術が近しい深山にて譲り受け復刻したものです。同製陶所は愛知県瀬戸市にて青白磁釉の器づくりを行った窯元で、しっとりと淡い青白磁の釉薬を繊細なフォルムの器に施し独自の世界観を表現した器づくりを特徴としていました。

深山ノ白磁
深山では、創業以来、上質な白磁を生み出すための素材となる原土に心を配り、ガラス質を多く含んだ白磁土として調合し、それを1350度まで温度を上げ焼成しています。深山ノ白磁は、料理のキャンバスとして最良な透明感のある「白さ」と、汚れが落ちやすく永く美しくお使いいただける「滑らかさ」を併せ持つ器です。

釉薬銅板ノ器
釉薬銅板ノ器

約150年前に銅版転写による下絵付けを日本で初めて制作した岐阜県瑞浪市の窯元「 里泉焼(りせんやき)」。釉薬銅板ノ器は、廃窯となったその窯元の技法を基礎に絵具の調合を変え生まれた、光沢と質感を持つ絵付け技法による器たちです。
2010年グッドデザイン賞受賞

瑞々/つどい鉢
瑞々/つどい鉢

瑞々
控えめではあるけれど、主役がみずみずしく映えるように、小田陶器と深山、デザイナーの小野里奈が、毎日の食卓の風景を思い描きながら共に制作した器のシリーズです。艶やかな青白磁とうす飴の2色展開で、和洋どちらの料理にも映える懐の深さが特徴です。

つどい鉢
家族が集う時、友人が会する時、夫婦が寄り添う時など、食卓の真ん中で会話や笑顔が交わる場所、皆が集まる心穏やかな時間に寄り添えるうつわ。古くから作られてきたさまざまな器から、食卓の風景に馴染む大きさや形を再考して、異なった質感を持つ4つの鉢を制作しました。

TOTTE-PLATE
TOTTE-PLATE

あえて皿やボウルにハンドルを付けると、新しい使い方が生まれるかもしれない。という考えからデザインされたテーブルウェア。持ち運びがしやすく、フックに掛けて収納することも可能になり、また、熱いものを盛りつけた際に持ちやすくなりました。何よりも「道具としての安心感」という気持ちに働きかける要素が大きいデザインです。
丸皿3サイズ、ボウル2サイズで、それぞれ5色をラインナップ。
デザイン:佐藤オオキ(デザインオフィスnendo)

finemos/morn
finemos/morn

「食卓を明るく、日々の暮らしのなかで、器を使う楽しみが増えることを願って」。sotlightのイラストレーター小池葉月氏と制作した器のシリーズです。ベースとなる白磁の器は1999年誕生の「suiren」と2004年誕生の「cuculi」。呉須のブルーの花が咲く、和洋どちらの雰囲気も併せ持つ「finemos for suiren」と、新鮮な緑の匂いと小鳥のさえずり、陽の光の暖かさを感じさせる「morn for cuculi」の2種類があります。
写真の“morn”シリーズは、午前中の新鮮な光や空気をイメージしました。柔らかなユーカリのグリーンの中でブルーの鳥がアクセントに。陽に透けたり反射する葉っぱのドットが、お皿の上で軽やかな生命力を与えます。

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