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株式会社吉田SKT よしだえすけーてぃー

株式会社吉田SKT

テフロン™フッ素樹脂コーティング、表面処理で生産設備を改善します。

株式会社吉田SKTは、表面処理、テフロン™フッ素樹脂コーティングの専門メーカーとして、多様な材料・加工技術から、ものづくりを変え収益性アップを最大化するコーティングならびにお客様満足度の高い問題解決をご提供しています。

Q&A 質問

Q1 商品(サービス)の強みを教えてください。
A1
工業向けフッ素樹脂コーティングのなかでも、「テフロン™コーティング」と名のつく加工が許されているのは、米国ケマーズ社(旧デュポン社)の認定を得た加工メーカーだけです。弊社は1968年(昭和43年)に米国デュポン本社とライセンス契約を結び、テフロン™フッ素樹脂加工を行ってきました。また、お客様が「ほしい」と思う一歩先を実現する製品開発によって、フッ素樹脂コーティングにとどまらず、数百種類にもおよぶ表面処理技術・製品を創り出してきました。技術営業員は、ヒアリングを通してお客様の求める効果や使用条件を把し、より適切にカスタマイズされた表面処理にたどりつくまで、しっかりとサポートします。
Q2 なぜ事業を始めようとしたのですか?
A2
1950年(昭和25年)、吉田製菓合資会社を設立。1963年(昭和38年)からフッ素樹脂加工を開始し、1968年(昭和43年)に米国デュポン本社とライセンス契約を結びました。現在では3つの事業所(愛知県名古屋市、東京都荒川区、山口県美祢市)にて、全国からご依頼いただいたテフロン™フッ素樹脂コーティングを行っています。
Q3 御社のサービス、商品を利用しようとしている方に一言!
A3
最先端の分野で活躍する精密部品から、深さ6mのタンクまで。さまざまなモノに自社設備で施工できます。生産拠点は名古屋、東京、山口にあり、コーティングの種類によっては現場施工にも対応しています。量産品はもちろん、たとえば工場にひとつしかない機械のいち部品であっても、きめ細かく仕様をカスタマイズし、施工いたします。ロット数でご心配のケースもお気軽にご相談ください。

BUSINESS SCOPE 業務範囲

フッ素樹脂コーティングをはじめとした各種表面加工

CORPORATE INFORMATION 事業者情報

社名 / Name
株式会社吉田SKT
所在地 / Address
〒451-0062
名古屋市西区花の木一丁目12番20号
電話番号 / Tel
052-524-5211
ファックス / Fax
052-524-5287
ウェブサイト / Website
https://www.y-skt.co.jp
代表者 / President
加藤裕世
業種 / Category of business
製造業
設立年 / Year of establishment
1950年

MAJOR PRODUCTS 主な制作事例

フッ素樹脂コーティング(テフロン™コーティング)
フッ素樹脂コーティング(テフロン™コーティング)

フッ素樹脂コーティング(テフロン™コーティング)とは、フッ素樹脂が持つさまざまな特性(非粘着性や撥水性、すべり性に優れ、薬品に強く、高い耐熱温度を持つなど)を部材の表面に与えることで、くっつき・粘着の防止、摩擦の低減、部材の保護などを実現する表面処理です。家庭用フライパンのテフロン™加工は、テフロン™フッ素樹脂コーティングの特徴である非粘着性や耐熱性を利用し、フライパンに食品をくっつきにくくするフッ素樹脂コーティングの一例です。

【写真の事例】電気メッキ工程における治具へのメッキ付着の防止
■解決したかったお悩み、実現したかったこと

電子部品に電気メッキを施す工程で、製品を固定する治具にメッキが付着し、それを剥離する作業に時間と費用がかかる。メッキが付着すると治具が劣化しやすく、新しいものに交換する頻度も増えてしまう。
金属製治具が電気を通しメッキが付着しやすく、酸・アルカリを含むメッキ処理液による治具の腐食も懸念。

■実現できた効果
フッ素樹脂コーティングにより絶縁性を与えることで、治具へのメッキの付着量が大幅に減少。耐食性にも優れているため、酸やアルカリを含むメッキ処理液からの保護効果も得られました。治具の寿命が向上し、メッキ処理液の持ち出し量も低減。コストダウンに成功したお客様に喜ばれました。

MRSコーティング(シリコーンコーティング)
MRSコーティング(シリコーンコーティング)

シリコーンコーティングは、べとべとした粘着物や樹脂、粘着テープなどに対して優れた離型性や非粘着性を発揮するコーティングです。シリコーンは表面張力が低く、撥水性、離型性に優れ、耐熱性や化学的安定性が高いなどの特長があります。MRSコーティングは、シリコーンコーティングの離型性に加えて、従来のシリコーンコーティングにはない耐溶剤性、膜硬度、耐熱性、低温加工を実現しています。

【写真の事例】バキュームノズル内面へのゴム成形品のバリ付着の防止
■解決したかったお悩み、実現したかったこと

Oリングなどのゴム製品を成形する際に、バキュームノズルで吸い込んでバリの除去を行うが、成形したばかりの製品は柔らかく粘着性があるため、ノズルの内面に張りついて詰まりを起こす。都度ラインを止めてノズルを外して清掃する必要があり、作業効率や生産性が低下。

■背景/処理を選ぶ条件
適切なコーティング選定のため、ゴムを実際のテストピースに貼りつけて試験することをご提案。非粘着性に優れるフッ素樹脂コーティングでは表面に若干の張りつきが見られ、テストを繰り返すと、そこを起点にどんどん張りつきがひどくなったことから、ゴムの成形で使用される離型剤に匹敵する離型性のある「MRSコーティング」をご提案。

■実現できた効果
テストピースで試験したところ張りつきが起きず、実際のノズルでのテストを開始。バリの付着がなくなり、除去作業によるライン停止時間が解消。生産効率の向上に成功しました。

バイコート®(超耐久性フッ素系有機コーティングシステム)
バイコート®(超耐久性フッ素系有機コーティングシステム)

コーティング面に「強靭さ」と「非粘着性」を両立させたバイコート®は、金属、セラミックス、化成皮膜といった高い硬度を備えた無機材料に、フッ素樹脂、シロキサン系樹脂、スーパーエンプラなどの潤滑性・離型性に優れた有機系材料を組み合わせた複合有機系のコーティングシステム。ミクロン単位の寸法精度が求められる金型にも安心して採用でき、確かな離型性を与えます。
※バイコート®は、bicomponent coating (二種類の表面処理)の略

【写真の事例】ペットボトルのブロー成形金型内面への離型コーティング
■解決したかったお悩み、実現したかったこと

ペットボトルのブロー成形では、パイプ状の樹脂(PET)を熱で柔らかくした状態で金型にセットし、パイプの内側からエアーで金型に押し当てることで成形される。成形後の離型を良くする目的で金型内面に行っていたこれまでのコーティングでは、熱で柔らかくなった樹脂がわずかに付着して残ってしまうことがあり、これがペットボトルの曇りにつながりかねないため、頻繁に金型のメンテナンスが必要。メンテナンスの負担を減らしながら、ペットボトルの透明性を維持できる方法が求められた。

■背景/処理を選ぶ条件
・成形温度180~230℃
・ペットボトルの透明性を維持するため、鏡面に近い平滑な表面
・金型使用に対応する硬度
・樹脂(PET)に対する滑り性と離型性
また、通常のテフロンTMコーティングは、仕上げの磨き処理が必要となり手間であることと、塗膜硬度が低いためコーティングの寿命が短く、塗膜がはがれて工程に混入する可能性があることが懸念。

■実現できた効果
採用した「スーパーバイコート® NYK-01-F05」は、膜厚精度や硬度などの性能はこれまでのバイコート®と同等に備えつつ、溶融樹脂の離型効果に優れているため、高温で成形するときの離型性や滑り性が向上。これによって金型への樹脂の残留が減り、ペットボトルの透明性もアップ。通常のテフロンTMコーティングと異なり、加工後も表面粗さがほとんど変わらないため、コーティング表面を磨いて鏡面にする仕上げ処理が不要。通常のテフロン™コーティングより硬度が高いため、塗膜が剥離して混入する心配もありません。

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