COMPANIES

中日本炉工業株式会社 なかにほんろこうぎょう

中日本炉工業株式会社

多彩な技術で企業のニーズに応え続け、世界に誇る「工業炉の専門メーカー」「熱処理技術集団」を目指す

工業炉のトップメーカーとして小型から大型まで、国内外を問わずあらゆるニーズに対応し、フルオーダーメイドで「創る」から「納める」「アフターメンテナンス」まで行います。また、自社製炉で熱処理の受託を行っているため、熱処理のノウハウが豊富にあり、熱処理初心者の方でも簡単に熱処理ができるようにサポートします。

Q&A 質問

Q1 商品(サービス)の強みを教えてください。
A1
工業炉のトップーメーカーとして国内外を問わずあらゆるニーズに対応し、研究開発機から量産対応までフルオーダーメイドで製作します。
また、工業炉を知り尽くした専門メーカーだからできる最適な熱処理技術の数々があります。大型炉から小型炉まで豊富なラインナップ、一点物から量産品までさまざまな熱処理のご要望にお答えします。金型・量産部品・表面処理を3つの柱とし全国のお客様から信頼を得ています。
Q2 なぜ事業を始めようとしたのですか?
A2
1964年、先代社長の勤めていた工業炉メーカーが突然倒産しました。部下や後輩たちの再就職先が決まらず未来が見えない状況の中で、彼らの面倒を見ようと1965年、先代社長は自ら会社を起こし、自宅の一部を事務所として改装。清須に間借りした工場も、壁もない質素なところから15人の有志だけでのスタートでした。
Q3 事業や製品・サービスの開発にまつわるエピソード、コンセプトや、想いを教えてください。
A3
創業後、目をつけたのが工業専門学校でした。技術者養成のため、各都道府県に工業専門学校を設置することが法律で定められたばかり。「実習には炉が必要になる」と考えた先代社長は、従来の電気炉やガス炉を小型化し、北海道から鹿児島まで全国の工業専門学校に売り歩きました。少量の部品や金型を熱処理するなら、大型炉より小型炉の方が熱効率も良く扱いやすい。そう考えた先代社長の狙いは当たり、全国の工業学校から注文が舞い込むように。さらに、評判を聞きつけた大手研究所との取引をきっかけに、技術力は飛躍的に向上しました。
当初は大手メーカーと同じく大型の真空炉の開発を検討しましたが、同じ路線を歩んでも破綻するのが明らか。そんな折、福井県・鯖江のメガネ業者から、「メガネの金型がちょうど入る小型炉があれば・・・」と思いがけない相談が舞い込みました。当時は、大型で高額な電気炉しか存在せず、資金力の乏しい中小のメガネ業者ではなかなか手が届かなかったのです。これをきっかけに小型真空熱処理炉の開発が始まりました。
2年の開発期間ののち日本で最初の小型真空熱処理炉が完成。これを1社だけの特注品とはせず、標準品(「NVF-30」)として広く売り出し、数多く納入。小型真空炉の分野でゆるぎない地位を築くことができました。
クライアント様のニーズを予測し、高い技術力で応えることこそ、日本の製造業を支える企業としての躍進の原点です。
Q4 今後の目標や、新しい取り組みについて、あれば教えてください。
A4
持続可能な社会作りに貢献できることとして目標を定め、以下の3つのSDGsの指標の制定しました。
1)社員1人1人が目標を共有、そして共感し行動する事が出来る環境創り
2)お客様、お取引先様、地域の皆様との協力のもと社会課題の解決に向けた製品創り
3)2050年カーボンニュートラルへの実現のための、2030年までの行動の7年
Q5 御社のサービス、商品を利用しようとしている方に一言!
A5
真空炉を導入するにあたり、特に資格は必要ありません(※)。また、簡単操作で熱処理パターンを選択できるため、熱処理未経験の方でも十分熱処理を行っていただけます。熱処理でわからないことがあれば、弊社には熱処理技術部で培ったノウハウがありますのでお気軽にお問合せください。
※乾燥目的を除く。

BUSINESS SCOPE 業務範囲

  • 真空炉、電気炉、燃焼炉及び附帯機械設備、燃焼設備、制御装置の設計、製作、施工
  • 金属熱処理及びCVDコーティングの受託加工

CORPORATE INFORMATION 事業者情報

社名 / Name
中日本炉工業株式会社
所在地 / Address
〒490-1203
愛知県あま市木折八畝割8
電話番号 / Tel
052-444-5141
ファックス / Fax
052-444-1917
ウェブサイト / Website
https://nakanihon-ro.co.jp
代表者 / President
後藤峰男
業種 / Category of business
製造業
設立年 / Year of establishment
1965年
従業員数 / Number of Employees
117人(2022年現在)

MAJOR PRODUCTS 主な制作事例

NVFシリーズ
NVFシリーズ

中日本炉工業の技術の粋を集めたロングヒット商品。小型~大型まで対応します。
幅広い用途で活躍しており、ダイス鋼、ハイス鋼等の工具鋼やマルテンサイト系ステンレス鋼の焼入れ、焼戻し処理をはじめ、オーステナイト系ステンレス鋼の固溶化処理、析出硬化系ステンレス鋼の析出硬化処理、チタン系等各鋼種の焼鈍処理、磁気抜き焼鈍、真空ろう付等、さまざまな熱処理に適しています。

CVDコーティング
CVDコーティング

CVD法とは、Chamical Vapor Depositionの略称で化学蒸着のことです。
約1000℃に加熱した状態で母材の表面で混合ガスの化学反応を起こさせ、炭化チタン(TiC)、炭窒化チタン(TiCN)、窒化チタン(TiN)の蒸着物質を成膜させる技術です。

アクティブスクリーンプラズマ(ASP)窒化装置
アクティブスクリーンプラズマ(ASP)窒化装置

ASP窒化法は処理品と炉壁の間にスクリーンを設置し、スクリーンを陰極、炉壁を陽極として、スクリーンと炉壁の間でプラズマを発生させることに特徴があります。スクリーン表面で窒素イオン、ラジカルなどが混在したプラズマを形成し、これらを処理品表面に到達させ、窒素を鋼材内部に拡散することにより処理品を窒化します。

AI画像プラットフォーム 熱処理レシピ生成システム
AI画像プラットフォーム 熱処理レシピ生成システム

熟練工のノウハウをデータベース化。各業種向けに画像のカスタマイズが可能で、離れた拠点へノウハウの共有ができたり、多言語に対応した音声ガイダンスなどのオプションもあります。少量多品種生産に適しています。

金属材料分析・熱流体解析
金属材料分析・熱流体解析

新開発やトラブルに直面している状況を改善するため、豊富な経験とデータをもとに金属材料分析・熱流体解析の受託サービスを行っています。
切断機、樹脂埋込機、自動研磨機を保有しているため、試料加工の対応も可能です。

RELATED POST 関連記事

NEWS

「グリーン・イノベーション ナゴヤ 成果発表会」参加者募集(〜2月15日)(主催:名古屋市)

「Green Innovation NAGOYA(グリーン・イノベーション ナゴヤ)」は、自動車産業をはじめとする世界有数のものづくり産業が集積するこの名古屋圏において、サプライチェーンを担う中小企業が、「名古屋から世界へ」と新たなビジネスチャンスの獲得に向けて脱炭素経営に取り組み、企業価値の向上を目指すプロジェクトです。令和5年度は、セミナーによる情報提供、SBT認定取得支援、新商品・サービス開発支援、中小企業の取組情報の発信などを行なっており、今回、支援成果などを広く企業の皆さまにお知らせし、ご活用いただくことを目的として、成果発表会を開催します。 ■グリーン・イノベーション ナゴヤ 成果発表会日時:2024年2月19日(月)13:30〜15:30(開場:13:00)会場:国際デザインセンター6F・セミナールーム3  (〒460-0008 名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル6階)   >> アクセス ■プログラム成果発表SBT認定取得支援企業:株式会社トーカイエコボード/株式会社ノダキ新商品・サービス開発支援企業:株式会社アイワ工芸/有限会社柏彌紙店/株式会社ファースト/有限会社みずのかぐ個別相談※会場参加者のみ ■対象:名古屋市内中小企業者、商工団体、支援機関等■定員:会場30名(※先着順)、オンライン同時配信■要事前申込・入場無料 ■申込方法:「グリーン・イノベーション ナゴヤ」特設サイトの専用申込フォームより申込※オンライン視聴者には、開催前日までに視聴用URLをメールで送信■申込締切:2024年2月15日(木) 主催:名古屋市企画・運営:株式会社国際デザインセンター お問い合わせ先:株式会社国際デザインセンター・事業部「グリーンイノベ」係tel 052-265-2104  E-mail gi-nagoya@idcn.jp※詳細はグリーン・イノベーションナゴヤ 成果報告会のHPをご覧ください 名古屋市中小企業によるグリーン・イノベーション構築促進事業「グリーン・イノベーション ナゴヤ」(特設サイト)https://www.gi-nagoya.net/ 成果発表会参加者募集(フライヤーPDF)https://www.gi-nagoya.net/gin_cms/wp-content/themes/gin2023/images/seminars/20240219/pamphlet.pdf