高感度、高品質を実現する染色整理加工の「艶金」
1889年(明治22年)創業。化合繊維、天然繊維、複合繊維のニットの染色整理を専門に、紳士、婦人、子ども服の高級品、スポーツカジュアル等幅広く最新の技術で市場に応えています。
Q&A 質問
- Q1 商品(サービス)の強みを教えてください。
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A1
ファッション衣料の染色整理加工を生業として創業130周年余ですが、常に時代が求める高感度・高品質な加工を開発・提案してきました。
- Q2 なぜ事業を始めようとしたのですか?
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A2
旧社名である艶金化学繊維株式会社は、化学繊維の染色整理を目的に1956年に愛知県一宮市で設立されました。1971年には、現在地である岐阜県大垣市の豊富な地下水に注目し、大量の水を使用する染色整理業の将来を見越して新工場を開業しました。さらに1987年にはバイオマスボイラーへの燃料転換を行い、木材チップを使用するカーボンニュートラルを実現しています。現在でも先輩たちのこれらの大英断が企業力の源泉になっています。
- Q3 事業や製品・サービスの開発にまつわるエピソード、コンセプトや、想いを教えてください。
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A3
明治初期、尾州(愛知県一宮市付近)の綿織物は非常に盛んになり、名声を博していました。その綿織物、または絹綿交織物を石の上で砧打ち(きぬたうち)することを「艶出し」といい、直径60cm位の花崗岩の上部を碁石のごとく中高に丸く磨きあげた石の上に一幅の畳んだ織物を乗せて、左手で反物の端を、右手に樫製の木槌を持ち、二人の職人が差し向いで唄に合わせて拍子をとり交互に織物を打って万遍なく平均に艶を出す仕事で、キラ打ちともいいました。
この艶出しを業とする者を「艶屋(つやや)」といい、艶金の創業者である墨宇吉は、通称金兵衛といわれ、艶屋の金兵衛で艶金と名づけられました。これが艶金の発祥となりました。
- Q4 今後の目標や、新しい取り組みについて、あれば教えてください。
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A4
染色整理は非常に多くの水、エネルギー、化学薬品を使用することから、地球環境への影響を最小限にすることを最優先責務として環境活動に取り組んできました。この度気候変動に係る新たな取組として、環境省「中小企業版2°C目標・RE100設定支援」の参加企業に採択され、1事業活動の温室効果ガス排出量(スコープ1,2)の把握と、2中小企業版2°C目標(SBTと同水準の中長期削減目標)の設定を行いました。更なる省エネルギーの推進、再生可能エネルギー導入に向けて、今後も積極的な改善活動や投資を行い目標達成を目指すと同時に、地球環境保護を考えるきっかけとなる布製品作りにも挑戦していきます。
BUSINESS SCOPE 業務範囲
- ファッション衣料向けニット(丸編、トリコット)、織物などの染色整理加工
- ファッション衣料向け生地企画製造販売
- 布地産業資材、雑貨小物等縫製品企画製造販売
CORPORATE INFORMATION 事業者情報
- 社名 / Name
- 株式会社艶金
- 所在地 / Address
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〒503-0995
岐阜県大垣市十六町字高畑1050
- 電話番号 / Tel
- 0584-92-1821
- ファックス / Fax
- 0584-92-1825
- ウェブサイト / Website
- https://www.tsuyakin.co.jp
- 代表者 / President
- 墨勇志
- 業種 / Category of business
- 製造業/小売業
- 設立年 / Year of establishment
- 1956年
- 従業員数 / Number of Employees
- 130人(2022年現在)