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株式会社安藤七宝店 あんどうしっぽうてん

株式会社安藤七宝店

創業明治13年、文化財保護委員会無形文化財選定工場の株式会社安藤七宝店

創業以来、確かな技術で七宝焼を製造。名古屋本店では、七宝の逸品から現代に活躍する作家のアクセサリーまでを数多く揃え、贈答品や外国へのお土産、季節のインテリア、ご自分へのご褒美など、七宝を余すところなくお楽しみいただけます。

Q&A 質問

Q1 商品(サービス)の強みを教えてください。
A1
安藤七宝店は明治13年(1880年)名古屋市にて創業、七宝焼の製作・販売を始め、23年には東京市(現・東京都)銀座に支店を開設し、33年には宮内省(現・宮内庁)御用達となりました。
万国博覧会には明治33年パリ、34年グラスゴー、35年ロシア、37年セントルイス、39年ミラノと出展。日本の七宝の品々は、その巧妙さ・精美さで、他の追随を許さない日本特有の工芸品として世界的に高い評価を受け、弊社では金賞や名誉大賞、グランプリを受賞しています。
昭和27年(1952年)には文化財保護委員会により七宝技術記録作成を委嘱され、また昭和32年(1957年)の七宝の無形文化財指定(文化財保護委員会)とともに、弊社は無形文化財選定工場の指定を受けています。
Q2 なぜ事業を始めようとしたのですか?
A2
明治13年(1880年)に煙管商・村田屋重兵衛が大日本七宝製造会社の後を継ぎ、七宝焼の製作販売を創め、その後、尾張七宝の元祖・梶常吉翁の孫佐太郎を工場長として招聘し、名古屋市にて安藤七宝店として創業しました。
Q3 事業や製品・サービスの開発にまつわるエピソード、コンセプトや、想いを教えてください。
A3
「七宝」は、仏教典にある<七つの宝石>が語源になっています。宝石の種類は仏典によって異なりますが、法華経では、 「 金・銀・瑠璃・シャコ貝・瑪瑙・マイエ(貝殻の一種)・真珠」とされ、「七宝焼」は桃山時代前後、その七つの宝石ほどに美しい焼き物である、ということから名付けられたようです。
Q4 御社のサービス、商品を利用しようとしている方に一言!
A4
ハンドメイドである七宝は、内容により小ロットでもオリジナル商品を製作することが可能です。お客様のアイデア、デザインをもとに弊社で企画しお見積いたします。お気軽にご相談ください。

BUSINESS SCOPE 業務範囲

七宝焼・美術工芸品の製作販売

CORPORATE INFORMATION 事業者情報

社名 / Name
株式会社安藤七宝店
所在地 / Address
〒457-0821
名古屋市南区弥次ヱ町5丁目12番15号
電話番号 / Tel
052-251-1371
ファックス / Fax
052-602-5380
メール / E-mail
info@ando-shippo.com
ウェブサイト / Website
https://www.ando-shippo.co.jp
代表者 / President
安藤重幸
業種 / Category of business
製造業/小売業
設立年 / Year of establishment
1880年

MAJOR PRODUCTS 主な制作事例

銀線付け(植線)・銀線ロウ付
銀線付け(植線)・銀線ロウ付

七宝焼には、有線七宝を基本に、無線・盛上・透胎・省胎・彩釉(鎚起)・エマイユ・銀彩など数多くの技法があります。使用する釉薬も、透明(透け:すけ)・半透明(玉:ぎょく)・不透明(乳色:にゅうしょく)に分けられます。七宝では、どの工程にも非常に高度な技が要求されるため、各工程すべてが専門の職人による分業となっています。
有線七宝の銀線付けでは、素地のアールと下絵の曲線を汲み取とって銀線にカーブを作り、素地表面に垂直に接着します。銀線付けの完了後は、製品にロウ釉薬を薄く振りかけ、線を焼き付けます。

釉薬差し
釉薬差し

デザインに基づいて調合された釉薬で全体を均一に彩色します(3〜4回繰り返します)。

焼成・研磨
焼成・研磨

800度の窯(炉)で製品全体を均一に焼き上げ(仕上げ焼きでは焼成途中で製品の上下を逆にする)、焼成後は表面を滑らかにして光沢を出します。植線をはっきり出すため、研磨の最終仕上げには畳表を使ったりします。

覆輪付け
覆輪付け

上下の釉薬止めの部分を飾り金具で覆うことを覆輪といい、材料には銀や真鍮が用いられます。

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